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2017年12月21日

太宰治の作品のおすすめ人気ランキングTOP3・口コミ・種類【2018年】

太宰治の作品を読んだことはありますか?有名だけれどなかなか手が出せないという方も、自分に合ったおすすめの太宰治作品を選んで、日常生活に新たな視点を発見してみてはいかがでしょうか。今回は太宰治のおすすめ作品とその選び方についてご紹介します。

太宰治の作品のおすすめ人気ランキングTOP3・口コミ・種類【2018年】

太宰治の作品の種類と選び方

そのコンプレックスとプライドの葛藤から生み出される多彩な作品に、今もなお多くのファンを得て読み継がれている太宰治ですが、いつか読んでみたいと考えて先延ばしにしている人、まだほとんど読んだことがないという人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は太宰治のおすすめの作品と、その種類と選び方についてご紹介していきます。これを機に、太宰治の名前は知っているけれど実は作品を読んだことがないという方も、太宰治の多彩な作品に酔いしれてみてはいかがでしょうか。

太宰治作品の種類

太宰治の作品のおすすめ人気ランキングTOP3・口コミ・種類【2018年】

短編

太宰治の作品は主に短いものが多いですが、多くの短編を発表しながら、長編作品もしあげています。

まず短編ですが、『魚服記』『思い出』といった『晩年』収録の作品群が、太宰治が東大に入学し一度目の心中未遂を起こした後に書かれます。『魚服記』ではその後の太宰治の入水自殺へと繋がるようなモチーフがところどころにちりばめられています。この時期の太宰治の短編はやや暗いのが特徴です。

明るい作品といえば、『富岳百景』『女生徒』などが挙げられます。これは師と仰いだ井伏鱒二が、太宰治を山梨県御坂峠に滞在させたことがきっかけとなって、新たな感覚を太宰治が身に着け、その後石原美知子と結婚し新居を甲府に構えたことが影響して、明るい作品となりました。

長編

次に長編です。有名である『斜陽』がこれにあたります。太宰治の作品は短いものが多いため、長い間ページをめくって太宰治の精神世界に入っていくという点では、『斜陽』はおすすめです。

短編小説であればうまく隙間時間をみつけて読み進めていくこともできるので、活字に触れる習慣をまずつけることをおすすめします。

太宰治作品の選び方

太宰治作品を選ぶにあたって、自分の精神状態を考えた方がいいでしょう。太宰治の作品は両極端で、面白く笑うことのできるような明るく朗らかなものと、自分の精神の暗部をさらけ出すような暗く深みのある作品とがあります。

日頃の生活でストレスがたまっている人は、明るい太宰治の作品をおすすめします。『富岳百景』や『黄金風景』などがこれにあたります。こうした作品を読めば、心も少しずつ活気づくでしょう。

悩みがない人におすすめの太宰治作品

一方、毎日充実しており、最近悩んでいないというような方には太宰治の深淵を垣間見ることのできる暗めの作品をおすすめします。

『人間失格』『斜陽』『ヴィヨンの妻』などです。こうした太宰治作品は読者を呑み込んでしまうので、読者としてはその中毒性に酔いながら太宰治作品に入っていくことをおすすめします。

何か嫌なことがあって落ち込んでいる人も、暗めの太宰作品を読むことによって共感し、救われるということがあるでしょう。

しかしあまりにのめりこんでしまうと相乗効果でもっと落ち込んでしまう可能性があります。本は顕著に心へ影響を及ぼすので、自分の状態に合ったものを読むことをおすすめします。

太宰治の作品のおすすめ人気ランキングTOP3

さて、ここでは数ある太宰治の作品のなかからおすすめのTOP3をご紹介します。まだ読んだことのない方はもちろん、一度読んだことのある人もこれを機に再読してみてはいかがでしょうか。

作品の種類も、明るいものから暗いものまで幅広くあるので、自分の好き嫌いに合わせて最適な太宰治作品を選んで生活に新しい視点を取り入れてみましょう。

おすすめランキング3位『魚服記』

口コミ

題材が難しいですが、太宰の凄さを再認識しました。この時期の作品は鋭いです。

おすすめランキング3位は『魚腹記』です。

この短編小説は、太宰治の故郷でもある青森の寒村の外れにある滝が舞台になっています。物語のはじめ、植物の採集に来た学生が落下して死亡してしまいます。

その一部始終を見てしまった茶店の少女が本作の主人公です。少女は父親と二人で暮らしており、その二人の貧しい日々の暮らしや、年頃の少女とその父親との微妙な関係を描きながらも、物語は悲しい結末へと進んでいってしまいます。

太宰の生涯と重なるストーリー

この作品に出てくる自殺の姿は、太宰治自身の生涯と悲しい死と重なる部分があります。悲しい物語でありながらも、やわらかい日本語と美しい描写を巧みに使って抒情的に作品をしあげた太宰治の技術に驚き感動すること間違いなしです。

やや暗い作品ではありますが、その暗さの中にもきらりと光る美しさがあり、読んでいてやみつきになるでしょう。太宰の最期と、主人公の少女が入水するシーンの水と魚のモチーフの一致に、なんとも切ない思いを感じながら読んでください。

おすすめランキング2位『富岳百景』

口コミ

家庭教師をしていたときに、高1の生徒の現代文の教科書に載っていて知った1冊。

おすすめランキング2位は『富岳百景』です。

これは太宰が井伏鱒二の媒酌で石原美知子と結婚したのち、次々と明るい作品を仕上げていた時期より少し前の作品です。孤高の精神を堅くもちながらも、けなげに、精一杯生きようとする明るさが満ちているおすすめの作品です。

太宰治の作品は死が陰を落としてどうしても暗い印象がありますが、このような朗らかな小説もたくさん書いているということを知ってください。暗い作品を嫌煙する方も、こうしたタイプの太宰治作品であれば抵抗なく物語の中へと入っていけるでしょう。

富士山のさまざまな姿を通して、自身の心象の変化を描いた、中期の代表的なおすすめの小説です。御坂峠の天下茶屋にこもり、文学に精進しつつ、これから幸せな結婚生活に入ろうとする決意が、清潔な自然と人情とに照応している素晴らしい作品です。

おすすめランキング1位『斜陽』

口コミ

初めて読んだのは20才でしたが、20年たってもう一度読み返してみました。

太宰治おすすめランキング第1位は『斜陽』です。

この作品は、太宰治と親しい女性であった太田静子から借りた日記をもとにして書かれました。

戦後の没落貴族の家庭を題材に、美しくなつかしいものは革命の前には滅びなくてはならぬというモチーフで作られた作品です。男女四人の登場人物はそれぞれ太宰治の分身であり、この作品は太宰治のこれまでの技法や文体を集大成した結晶のような作品です。

この作品には滅びゆく美しいものへの憧れと、新しい倫理のための自己犠牲との課題が取り上げられています。太宰治の精神世界が顕著に表れているおすすめの作品です。

人生に行き詰まったり、悩みがある人はこれを読んで登場人物たちの感情を追っていくのもおすすめです。

用途別おすすめの太宰治の作品

太宰治の作品は幅広いファンを得ています。小説だけではなく、映画化されたものもあり、本を読む習慣がない人も映画などから太宰治に入っていけるでしょう。ここでは用途別におすすめの太宰治の作品をご紹介します。

映画

人間失格

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口コミ

このけだるい感じが最高でした。 原作が大好きで、その期待感から映画を見たが、1回目は途中爆睡。 が、2回目からは癖になり、何度も見返した。 退廃的な、暗い、あの太宰の原作の感じがスルメの如く湧き出して来る秀作です。

太宰治作品に触れてみたいけれど、活字を読む習慣がないという方は映画から入るのをおすすめします。太宰治作品の中でも有名な『人間失格』は2010年に映画化されています。

人間失格は、太宰が、生涯の終わりに臨んで、読者や他へのサービスではなく、自分の内部真実と、それを守るための苦しみの生涯を、真正面からえぐり出した作品です。まずは映画を観て太宰の内的世界を知り、活字に挑戦してみてはいかがでしょうか。

映像表現もよいですが、やはり太宰の生の文章表現に触れてこそわかる部分も多いでしょう。活字にあまりなれていない人も、映画と照らし合わせながら、自分のペースでページを繰っていくことをおすすめします。

口コミ

国語の教科書でしか読んだことがなくて、大人になってから初めて読んだ。

太宰治の作品は、その多くが新潮文庫で文庫化されているなどしているため、気軽に手に取って読むことができます。中でも誰でも一度は読んだことがあるであろう走れメロスなどは、教科書にも載っている名作です。

ギリシャの古い伝説と、シラーの詩に題材をとって、人間の友情と信頼の美しさを簡潔な文体で描いたおすすめの作品です。太宰治の作品の中では明るいテーマですが、その中にも太宰らしい、純粋でごまかしのきかない生き方に伴う痛みや含羞を垣間見ることができ、そのため単純なよい話に終わらぬ深みをもっています。

かつては半ば義務として授業で読まされたこの作品も、今大人になって読み返せばまた違った味わいを感じることができるでしょう。また、このような朗らかな作品の後に暗めの作品を読んで、幅広い作品を生み出してきた太宰治の世界の振り幅を知るのもおすすめです。

青空文庫

口コミ

このあたりのユニークな作風が初期の太宰のよいところですね。後期の太宰よりも初期の方が好きな方が多いというのも頷けます。

太宰治作品の多くは青空文庫で読むことが可能です。芥川賞を取りたかった太宰が川端康成にあてた『川端康成へ』なども読むことができます。青空文庫で公開されているたくさんの作品の中でもおすすめなのは『女生徒』です。

これは太宰治が石原美知子と結婚した時期に書かれたもので、女生徒の目線で描かれたおすすめの作品です。男性である太宰治が書いた作品であるのに、ありのままの少女の内面世界を見ることができ、太宰の文章技術の高さがうかがえます。

女性の方は特に自分が持つ名状しがたい感情を太宰が捉えてここに表しているのを読めば、共感すること間違いなしです。

紙の本を買う前に、青空文庫でお気に入りの作品を見つけるのもおすすめです。

おすすめの太宰治の作品3つと代表作品

太宰治の作品のおすすめ人気ランキングTOP3・口コミ・種類【2018年】

数ある太宰治の作品群の中で、おすすめの代表作を3つ、ここではご紹介していきます。走れメロスなどに比べればタイトルが有名ではない作品にも、たくさんの名作があるので、これを機に発掘して読んでみてください。

初期の名作『思い出』

太宰治作品の中では初期に書かれたおすすめの作品です。幼少期の自叙伝的小説で、遺書のつもりで太宰が書いた処女小説集『晩年』の中心をなすのがこの『思ひ出』です。

成長していく少年の、鋭敏かつ混沌とした感受性がとても素直に表現されているおすすめの小説です。また、太宰文学の原点ともいえる小説でもあります。

この小説を読んでから、他の作品を読み、太宰の多彩な創作スタイルの核にある一貫したものを感じるのもおすすめの読み方です。

津軽

口コミ

太宰治さんが津軽半島を旅行して取材を元にした旅行記のような内容でしょうか。

古郷津軽と絶縁状態にあった太宰が、書店の依頼で書いた津軽の旅行記です。故郷の人情や自然を見事に描き、彼自身の存在の原点を津軽の血野中に確認してゆくさまが、自信をもって表現されています。風土記としても読むことができるおすすめの本です。

旅行記としても読むことができますし、太宰治の筆力によって小説として読んでも面白いでしょう。これを読めば、青森へ旅行へ行き太宰治ゆかりの場所を巡りたくなること間違いなしです。

青森には斜陽館があるため、太宰治の世界にどっぷりと浸かりたい方は行ってみることをおすすめします。

斜陽

口コミ

この作品を含めて、高校時代に太宰作品を憑かれた様に 読みふけったことがありました。

太宰治のおすすめの代表作といえば、やはり斜陽でしょう。太宰治の作品に触れたい方は、まず斜陽を読むことをおすすめします。この作品は貴族の凋落の美しさを太宰治のフィルターで描いたものですが、登場人物には太宰治の分身を見ることができておすすめです。

滅びゆくものへのあこがれや、新しい倫理のための自己犠牲との課題がここでは取り上げられています。何度も読み、すべての登場人物の視点になって共感しながら読み進めていくことをおすすめします。

太宰治作品の楽しみ方

太宰治作品には中毒性があります。太宰治作品を続けて読むことによって、その世界にどっぷりと浸かってみるのをおすすめします。
また、太宰治の文学的な位置づけを少しでも知っておくとより面白く読めるのでおすすめです。

無頼派としての太宰治

太宰治は、戦後の時局に便乗したジャーナリズムの浮ついた民主主義的な傾向に失望して、リベラリストの立場を守ろうとしました。これがいわゆる無頼派です。

無頼派には、坂口安吾や織田作之助などがいます。太宰はその二人と石川淳らとともに新戯作派とも呼ばれ、戦後文学に新鮮な衝撃をもたらしました。

しかし彼の作品は戦後の虚無感を描いた『トカトントン』や、深い絶望をくぐりぬけた極限の生き方を描いた『ヴィヨンの妻』のように、暗い魂の深淵をのぞかせるものでした。

太宰治作品の苦さとすがしさをじっくり味わうことをおすすめします。朗らかでクスッと笑える作品もあれば、心がどっしりと重たくなる読了感の作品もあるため、太宰治作品に飛び込んで呑み込まれてみることをおすすめします。

太宰治の世界観をのぞこう

太宰治の作品のおすすめ人気ランキングTOP3・口コミ・種類【2018年】

本を読むということは心に栄養を与えることにもなります。その点太宰治には人間の卑屈な部分や道化になってしまう切ない部分など、私たちの生活でもなじみの深い感情が取り上げられているため、心に浸透しやすいものがあります。

自分の好みや生活環境に合わせ、まずは最も共感しやすいであろう作品を選び、小説を読む習慣をつけてみてください。太宰治はきっとあなたの心強い味方になってくれることでしょう。

また太宰の暗い作品を読んで、人生に新たな視点を発見するのもおすすめです。普段楽天的であまり悩みがない人も、こうして心に暗いものを抱えて生きていかねばならない性質の人もいるのだということを、太宰治作品を読むことによってひしと感じるでしょう。

太宰治作品を読んで、その世界をひしと感じてみてください。

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