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2017年12月18日

村上龍の作品のおすすめ人気ランキングTOP3・口コミ・種類【2018年】

いいですね。村上龍氏。かつての快楽主義者(もちろん今でもその傾向あり☆と言うか洗練されている)。優雅なのか、野蛮(いなかくさい?)なのかわからない文体でロックにポップに、深い内容を表現してきた65歳の大御所。その快楽と危機感に裏付けられた繊細な作品をみましょう

村上龍の作品のおすすめ人気ランキングTOP3・口コミ・種類【2018年】

村上龍の作品の種類と選び方

村上龍の作品のおすすめ人気ランキングTOP3・口コミ・種類【2018年】

村上龍といえば、現代と格闘し続けるロックな作家です。しかし名前は知っていても、まだ作品に触れたことのない人も多いのではないでしょうか。今回は村上龍と、村上龍のおすすめの作品とその選び方についてご紹介していきます。

まず村上龍というのはどういう作家なのかご紹介します。村上龍は、1952年に長崎で産まれ、高校卒業に前後して8ミリ映画を撮ったり、ロックフェスティバルを行ったりと、行動的で芸術的な作家です。

小説家としては珍しく、大学は武蔵野美術大学を卒業しており、暴力的で官能的な作品の随所から、美への独特な感性がうかがえます。『限りなく透明に近いブルー』で群像新人賞を受賞した上に、芥川賞をも受賞し、新しい世代の文学を担う作家として頭角を現しました。

また、ヒッピー文化の影響を強く受けた作家でもあり、村上春樹と並んで時代を代表する作家として注目されています。

村上龍の作品の種類

村上龍の作品には、随筆と小説があり、小説の中でも連作や短編と長編とがあります。

小説ではない随筆の部分では『恋愛の格差』『案外、買い物好き』といったものがあり、百科事典あるいはエッセイとして『13歳のハローワーク』という本も出されています。

この本は、世の中の職業をこれから社会に出て行く、夢のある中学生へ向けて紹介してるおすすめの作品です。もう職業を選んでしまった大人も、他の職業を知るための百科事典として読むと面白いのでおすすめです。

中短編に関しては、『空港にて』や『トパーズ』『悲しき熱帯』などがあります。長編小説だと、『限りなく透明に近いブルー』や『コインロッカー・ベイビーズ』『愛と幻想のファシズム』『歌うクジラ』『半島を出よ』などの小説がおすすめです。

村上龍の作品の選び方

村上龍は現代社会の欺瞞を暴く作品を数多く作り出していますが、本を読む習慣のない方にはエッセイや対談、インタビューなどから入ることをおすすめします。また、村上龍の作品は映像化や舞台化もされているため、活字を追うのが億劫だという方はそこから入るとおすすめです。

村上龍は自分の小説の映画化において自分で脚本や監督を務めていることも多いため、原作者とは違う人が映画化する他の作品とは違って、自分の世界観をそのまま映像にぶつけているといえるでしょう。そのため、村上龍の世界観を知るには映像作品から入っていくこともおすすめの方法です。

村上龍の作品のおすすめ人気ランキングTOP3

おすすめランキング3位『限りなく透明に近いブルー』

限りなく透明に近いブルー

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若者たちがセックスとドラッグと暴力の虜となり、 たまに奇行に走る様が繰り返し描かれているのみである。その描かれ方がとても詩的なのである

村上龍のおすすめ作品第3位は『限りなく透明に近いブルー』です。この作品で村上龍は群像新人賞と芥川賞を受賞しました。文学の賞で言うと、新人賞をとった作品が芥川賞をとるというのはよくあることではありません。それだけ村上龍の作品にこめられた爆発力が強かったということでしょう。

この本は、基地の町で薬とセックスとロックに明け暮れる青年の、青春と憂愁から生じる破壊の衝動を描いたおすすめの小説です。ところどころ詩的な表現もあり、村上龍独自の美的な感覚が楽しめるでしょう。村上龍は堕落と悦楽に耽る怠惰な若者を通して、自分の作品世界をうまく表現しています。

おすすめランキング2位『コインロッカー・ベイビーズ』

コインロッカー・ベイビーズ

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鎖をひきちぎれ。村上龍は一見謎めいた身振りでごく単純な真理を叫んでいる。美に架けられた鎖がお前を縛るのだと。

村上龍のおすすめの小説第2位は『コインロッカー・ベイビーズ』です。仮死状態で棄てられ蘇生した子どもの強大なエネルギーに基づく破壊衝動を描いたおすすめの作品です。この小説において村上龍は、愛という幻想に対して、徹底した偶像破壊を行います。

またこの小説は心臓の音のモチーフが随所に詩的叙情の効果を与えています。ロックな村上龍ですが、心臓の音とビートに対して関連付けをしており、頭の働きを信頼するのではなく心臓の締めの悪さにかかっているのだということを村上龍はエッセイでこの作品について語っています。

キャラクターも魅力的で、中でもヒロイン的な存在である美少女モデルアネモネに読者の心は奪われるでしょう。

おすすめランキング1位『愛と幻想のファシズム』

愛と幻想のファシズム

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1987年に作られた作品であるが、今読んでも新鮮な感じがする。 日本の閉塞状況をどう打ち破るのか?そのことを、暗示させるところがある。

おすすめランキング第1位は『愛と幻想のファシズム』です。カナダで狩猟をしながら暮らしていた鈴原冬二が、日本帰国の直前にアラスカの酒場により、飲んだくれていた日本人のゼロと出会うところから物語は始まります。それからトウジはゼロに誘われて、日本に帰国してから徐々に独裁者として頭角を現していきます。

政治結社狩猟社が敵対勢力を排除しながら政権を掌握する過程を描き、現代のシステムについて考究しているおすすめの小説です。

村上龍といえば、性や暴力などの過剰なまでのイメージを用いて、現代社会の欺瞞を暴く作品を発表し続けました。この『愛と幻想のファシズム』もそうした村上龍の世界に浸ることのできるおすすめの作品です。

用途別おすすめの村上龍の作品

村上龍の作品のおすすめ人気ランキングTOP3・口コミ・種類【2018年】

村上龍は作家であると同時に多方面で活躍している才能豊かな人間でもあります。村上龍の世界に触れようと考えたとき、書籍という媒体を選ぶかほかのものを選ぶかというのは人によって異なるでしょう。そこでここでは用途別の村上龍のおすすめの作品をご紹介していきます。

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財政破綻し、アメリカからも中国からも見放された日本。北朝鮮のコマンドが福岡ドームを武力占拠し、特殊部隊も来襲、日本政府は対応できず福岡を封鎖してしまうという話。

村上龍の作品は数多くありますが、なかでもおすすめなのが『半島を出よ』という長編小説です。物語は三人称で進み、章ごとに日本政府の要人から北朝鮮特殊部隊員まで多様な登場人物の視点から物語が進行していきます。

村上龍はこの作品を執筆するにあたって膨大な参考資料を用い、脱北者へのインタビューも行ないました。その分リアリティが増し、自分がまるでその場にいるかのような臨場感と迫力のある作品となっています。

主題として据えられている北朝鮮問題にとどまらず、今の日本が抱える経済や金融、政治、外交の諸問題や住基ネットの問題などたくさんの問題を題材にしてストーリが形成されており、非常に深みがある作品で、読めば読むほど考えさせられます。

虚構としての小説が苦手という方も、この小説から入れば村上龍にはまること間違いなしです。

初心者

トパーズ

¥ 4,104

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ただ風俗嬢というのは非常に刹那的な存在であると思う。

普段活字を読む習慣がなく、良い意味でも癖の強い村上龍の作品に活字として親しむことが難しい方は、映像作品から村上龍に入ることをおすすめします。村上龍の映像化作品は数多くありますが、村上龍自らが著作を映画化した監督第4作である『トパーズ』をなかでもおすすめします。

情報や金、快楽といった欲望渦巻くバブル期の東京で、自らの生きる意味や新しい価値を求めて彷徨うコールガールの女・アイの姿を描いたエロティックなロマンス映画です。高級SMクラブでコールガールとして働くアイは、占い師の助言によってトパーズの指輪を買います。夜毎別々の男たちのもとを彷徨っているアイは、美しいSM嬢のサキと出会います。

この映画では、写真家の加納典明や、小説家の島田雅彦、現代美術家の草間彌生など豪華なキャストによって作られており、作曲は坂本龍一が手掛けているため、村上龍に興味がない方もどこかに惹かれる部分を見いだせるでしょう。

おすすめの村上龍の作品3つと代表作品

村上龍の作品は数多くありますが、ここでは村上龍のおすすめの作品3作と代表作品をご紹介します。『限りなく透明に近いブルー』といった作品が肌に合わない人でも、ここで紹介する作品さえ抑えておけば村上龍の世界観をしっかりつかむことができるでしょう。

おすすめの村上龍作品3作

村上龍には代表作品が多いですが、『限りなく透明に近いブルー』ほどは有名ではない作品でも、おすすめの作品はたくさんあります。中でもおすすめの村上龍作品3作は『13歳のハローワーク』『69 sixty nine』『イビサ』です。それぞれ違った特徴があり、村上龍の世界観の幅広さ、その才能の豊かさに触れることのできるおすすめの3作品となっています。

長編小説や短編小説に限らず、村上龍のエッセイに関しては幅広い層が共感しうるだけの多様性があるため、まずエッセイから入るというのもよい方法でしょう。

『13歳のハローワーク』

13歳のハローワーク

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中学1年生の進路学習に使いましたが、とても好評で、参考になりました。

官能的な作品や暴力的なもの、現代の政治に切り込む作品などでおなじみの村上龍ですが、こうした作品を残していることを知らない人も多いのではないでしょうか。

『13歳のハローワーク』は、13歳というこれから進路を選択していく少年少女のために書かれた職業の百科事典です。大人が自分とは違った職業を知るために読んでも面白いでしょう。

多感な時期のお子さんがいる方は、この本を一緒に読んで進路について家族で考えるのもおすすめです。また、大人ですでに職業に就いている人も、他の職種を知ることで世界が広がっていくため、おすすめの一冊です。この続編として『新13歳のハローワーク』などもあります。

『69 sixty nine』

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佐世保は基地の街として、様々な複雑な思いがあったと思われます。 この作品に描かれた時代にも、近い感覚を持つことができました。

村上龍の作品の中でもおすすめの一冊が『69 sixty nine』です。『コインロッカー・ベイビーズ』や『限りなく透明に近いブルー』とは作風が違いますが、村上龍の世界観を堪能するのにはほどよく軽やかな作品です。

この小説に登場する人物のほとんどは実在の人物ばかりで、「当時楽しんで生きていた人のことは良く、楽しんで生きていなかった人については悪く書いた」と村上龍がこの作品について語っています。

この作品のタイトルは、1969年というところから来ており、村上龍の高校時代の最後の年について書かれています。この作品はとても良質な青春小説であり、村上龍の他の作品に比べて頬の緩む部分が多く、笑いながら、楽しみながら読み進むことをおすすめします。

青春時代が去ってしまった人も、自分の体験と照らし合わせながらあれこれ思い巡らせて読んでみましょう。

イビサ

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生きる事をこんなにまでマジメに書くなんて、書いた村上龍もしんどかっただろうなぁと思ってしまった。

破滅的なストーリーを好んで書く村上龍ですが、『イビサ』という作品にもその片鱗を見いだすことができ、おすすめです。

この小説は、精神病院を退院して三日後に出会った男に、贅沢な旅を約束され、パリにやって来たマチコの視点で話が進みます。その男のもとを飛び出したマチコは、どこか背徳的で官能的な、淫靡な生活に幻惑されて、コートダジュールやタンジールへと自分と向きあうために旅を続けます。

姦淫や交霊、殺人など、マチコはこの自分探しの旅でたくさんの事件に見舞われますが、「イビサへ」と囁く老婆に従って、また新たな旅へと向かいます。

生きることに対して真正面から向き合ったおすすめの小説です。男性の作家が女性目線からストーリーを書いているというのも面白く読めるポイントでしょう。

村上龍の代表作品

イン ザ・ミソスープ

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悲しいとも爽快とも言える、なんとも奇妙な気分になる一冊でした。 主人公のケンジが、アメリカ人客フランクの世界にみるみる引きづり込まれていく様子がよく描かれています。

村上龍の代表作品といえば『限りなく透明に近いブルー』や『コインロッカー・ベイビーズ』ですが、それらの作品より文章として砕けて、読みやすいおすすめの代表作品が『イン ザ・ミソスープ』です。

フランクという人間の異常性を描くことによって、その異常性のフィルターを通して現代の日本の不穏な空気感などを感じ取ることのできるおすすめの小説です。

一度ページをめくると続きが気になってとまらず、最期まで読んでしまうほどの面白さがあり、村上龍らしい切り口から現代の闇について表現した作品です。

フランクの異常性に関して読み進めていくうちに怖くなってしまう部分もありますが、この小説で村上龍の世界のやみつきになるでしょう。

村上龍の作品の楽しみ方

村上龍の作品のおすすめ人気ランキングTOP3・口コミ・種類【2018年】

村上龍には暴力や性などの主題で過激な作品から、現代の日本と直接向き合うロックな作品、活字になれていない人でも読むことのできる軽めのエッセイまで幅広くあるため、自分の生活習慣や生活リズムに合わせた作品を取り入れて読むことをおすすめします。

またどうしても小説を読むのが厳しいという方は、映像作品から村上龍の作品世界に入っていくことをおすすめします。村上龍の場合は、自分で監督と脚本を務めていることが多いため、他の小説の映像作品と違って作品の世界観に逕庭がありません。そのため映像作家としての村上龍を知ることもできるので、村上龍の世界観に入るにはおすすめの方法です。

村上龍作品にチャレンジしてみよう

村上龍といえばエロティックな部分と過剰な暴力といったものを糸として上手に使い作品を編んでいく作家ですが、やはり新人賞と芥川賞を勝ち取った『限りなく透明に近いブルー』の隅々にその村上龍作品の醍醐味が見いだせるでしょう。

また、『コインロッカー・ベイビーズ』は心臓の音や部屋で飼われているワニなどどこかポップカルチャーを代表するようなモチーフが随所にちりばめられています。ヒッピー文化に影響された村上龍ならではの世界観を味わえるのではないでしょうか。

一方、そうしたやや刺激的な作品とは打って変わって『13歳のハローワーク』といったような優良なエッセイをも仕上げており、その作品の幅には驚愕せざるを得ません。

現代の日本に対して果敢に挑んでいく村上龍の作品や姿勢を見て、日常生活に新たな視点を得てみてはいかがでしょうか。中毒性のある村上龍の世界観をぜひ堪能してみてください。

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